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2019年11月13日水曜日

G検定2019#3を受験してみて。

忘れないうちに、受験で感じたことを、書き綴っておこうと思います。

時間配分

まず、時間について。試験前から時間的に余裕が無いことはわかっていました。120分で220~230問、つまり1問につき30秒ちょいのペースですからね。
それを意識したからか、「全然間に合わない」といった最悪の事態にはならずに済みました。全問終えて残り5分。数問見直すことができ、少なくとも1問は正解に修正できました。
前半は、結構な割合でネットで調べながら進めていました。それでも本人としてはピンポイント検索で1問30秒はかかっていないという感覚でした。ところが60分が過ぎたところでペースが悪いことを認識。後半の初見問題は、調査する余裕はほぼなくなりました。

出題内容

出題範囲はもちろんシラバスの範囲でしたが、未知の問題が特に前半戦で多く出てきたと感じました。個人的には特に自動運転関連や法制度関連で時間を費やした印象があります。
わたしは公式テキストG検定問題集を中心にやってきたのですが、それらに自動運転関連もしっかり載っていました。しかし、覚えるのが大変だし、当日出題されたら調べればいいかなと高をくくっていたのが失敗でした。特に時事問題や法律は、初見の読み込みにはある程度の時間を要します。話題になっているものは事前にチェックし、それでも初見の問題が出たらある程度割り切って対処する必要があるでしょう。
なお、公式テキスト/問題集で見た問題が、ほぼそのまま出題されていたケースもありました。やはり基本はこの二つですね。

難易度

個人的には、難-中-易でいう中程度かと思っています。実は解答しながら「わからない 問題」と「怪しい問題」を記録してゆきました。終わってみるとそれらの合計は40つでした。全226問でしたので、全体の17.7%になります。仮にこれら全問を間違え、ケアレスミスを少々加味しても、100点満点中80点前後にはなる計算です。
わたしは特別な勉強法をしたわけでも、多くの時間を費やしたわけでもありません。基本として、公式テキスト/問題集を繰り返し、その中で理解ができないところはネット調査で深掘りするということを徹底しただけでした(学習法については、別の機会に触れたいと思います)。

まとめ

今後受験される方に向けたアドバイスと言えばおこがましいですが(自分も再試験かもしれませんので、その自分にも向けて^^;)、何かの参考になればという気持ちで、まとめたいと思います。
  • 時間配分はやはり大事です。点数の取れる問題が後半にあるかもしれません。 全体を一通りこなせるような時間コントロールが大切 です。例えば、60分、90分等の節目にタイマーをセットし、その時点の目安の問題数を準備しておくと良いでしょう。
  • 出題内容ですが、やはり重要事項については「本質的な理解を問うてくる問題」になっています。例えば、ロジスティック回帰と尤度関数の関係(ロジスティック損失最小化 = 交差エントロピー誤差最小化 ≒ KL divergence最小化 ≒ 尤度関数最大化)の理解を求められる問題がありました。公式テキストの「ロジスティック回帰はシグモイド関数 or ソフトマックス関数を出力関数に」という丸暗記では、残念ながら対応できません。問題集にあった「対数オッズ」「ロジット変換」あたりからロジスティック回帰を深堀りしていれば、こうした問題への対応力が身についていたはずです。
  • 総合しますと難易度は、コツコツ基礎を理解してゆけば"中"(もしくは易という方もいらっしゃるでしょう)、暗記科目と勘違いしてしまうと"難"、といったところでしょうか。そうはいっても数学を基礎として成り立っている分野ですから、本質理解の積み上げが必要です。

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